査読の注意点は?
査読者は、未出版の論文を扱うため、その論文の内容を第三者に漏らしてはならないし、現在どんな論文を査読していることも公にしてはならない。 また、多くの場合は査読者は著者に自分の名を明かしても、著者と直接コンタクトを取ってはいけない(雑誌によってはそのあたりが緩かったりするが、いずれにせよ、匿名を守っておいた方が無難)。
査読の返答の例文は?
例文: この度はご多忙の中、論文のご確認とご助言をいただき、誠にありがとうございました。 いただきました有意義なコメントを参考に、論文の内容を修正いたしました。 再度ご確認いただきますよう、何卒よろしくお願いいたします。
査読のコメントの仕方は?
査読コメントを書くときには、なぜそのような提案や指示をするのか理由を記載し、ジャーナルエディターが十分な情報を得た上で適切な判断ができるようにしなければなりません。 文法や句読点などの指摘よりも、論文の学術的な側面からのコメントのほうがはるかに重要です。
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査読の流れは?
論文を投稿したら、まず編集委員によって査読に進めるかのチェックが入ります。 その後編集委員が査読者を手配し、開始という流れです。 査読者の人数は1~2名、査読には3週間ほどかかります。 査読の結果「そのまま掲載可能」「修正後掲載可能」「掲載拒否」の判断がされます。
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査読者の選び方は?
査読者を選ぶ時に考慮すべき項目は以下の通りです: 好意的な意見に偏らないよう、個人的に親しい人を選ぶことは避けましょう。 とはいえ、あなたに対して否定的な見方をしている人は選ばないようにしましょう。 望ましいのは、あなたの論文を客観的に評価できる人を選ぶことです。
査読つき論文とは何ですか?
査読を通過した信頼性の高い論文のことです。 査読制度を設けていない雑誌の論文よりも、査読付き論文の方が客観的な評価は高くなります。 また、研究者の実績は査読付き論文の発表数で判断されることが多く、学位審査などにも影響します。
リバッタルとは何ですか?
査読に絶対的な基準があるわけではない
また、大きな学会には「リバッタル」と呼ばれる、「査読結果に著者が反論する機会」が設けられており、査読者の指摘が間違っている場合には、その根拠と正しい回答を著者側が述べることができます。 (これも匿名性は保たれたまま、行われます。)
Rebuttal letterとは何ですか?
回答レター(rebuttal letter)とは
論文をジャーナルに掲載するためには、査読者からのコメントに書かれた疑問に答え、必要に応じて論文をリバイスしなければなりません。 そこで必要なのが回答レター(rebuttal letter)です。
査読済み論文とは何ですか?
査読を通過した信頼性の高い論文のことです。 査読制度を設けていない雑誌の論文よりも、査読付き論文の方が客観的な評価は高くなります。 また、研究者の実績は査読付き論文の発表数で判断されることが多く、学位審査などにも影響します。
査読依頼とは何ですか?
査読依頼は、ほぼ完成した項目について、内容の正確性や構成の適切さなどについて批評と査読を依頼する場です。 記事を秀逸な記事の選考や良質な記事の選考に出す前段階として利用することもできます。
査読者はなぜ匿名?
匿名で行われるのは、査読プロセスの客観性を完全に保つという目的があるからです。 ですから、査読者の身元を開示するのは非倫理的な行為となります。
査読 いつまで待つ?
「査読中(Under Review)」と表示されていれば、現在も審査中ということです。 万が一、審査にかかる時間について投稿先のジャーナルが何も示しておらず、投稿した論文の状態を知るすべがない場合には、少なくとも4か月は待つことをお勧めします。
査読者 推薦 何人?
通常、論文の査読者はジャーナルのエディターが指名することが多く、通常は2名以上5名以下のレビュアーが選定されます。
査読の基準は?
基本的に,次の4条件について査読を行う. 新規性:投稿の内容に著者の新規性があること. 有効性:投稿の内容が学術や産業の発展に役立つものであること. 信頼性:投稿の内容が読者から見て信用できるものであること.
「Letter to the Editor」とはどういう意味ですか?
貴誌投稿規定によれば, 「Letter to the Editor」は貴誌に 発表された論文について反論あるいは賛成の意見などを手 紙の形式でまとめる目的で設置されています. いうなれば 「誌上討論」であり,その結果として論文内容の理解を深 めることが真の目的といえるでしょう.
Rebuttalの語源は?
rebuttal (n.)
"反論、矛盾することを示す行為"を意味する「rebuttal(リバトル)」は、1793年に生まれた語で、rebutと-al(2)から成り立っています。 それ以前にはrebutment(1590年代)やrebutter(1530年代、法律用語)がありました。
査読するメリットは?
査読の役割は、投稿論文を専門的視点で評価し、ジャーナル掲載にふさわしいかどうかの判断材料を提供することです。 具体的には、該当分野の研究者やその分野に知見のある専門家が投稿論文を精査し、研究の重要性、新規性、信頼性を判断します。
査読を引き受けるメリットは?
無報酬の仕事ではありますが、査読を引き受けると様々なメリットがあります。 論文の審査を通して、その論文だけでなく分野全体の研究の質の向上、ひいては新しい知見の普及に貢献できます。 査読を通じて最新の未発表データを知ることができます。 その分野の傾向を知る貴重な機会と言えるでしょう。
査読の報酬はいくらですか?
残念ながら査読をしたからといって報酬はもらえません。 査読は研究活動の一部とみなされていて、論文の質を保証するために無償で行われるべきと考えられています。
査読有無の見分け方は?
査読付き論文(査読の有無)の見分け方
設定で査読付き論文のみに絞って検索したり、論文の掲載雑誌の投稿規定を確認したりすることで見分けましょう。 英語のサイトを使う場合は、英文中の「PeerReviewed」の記載の有無で判断できます。