「アイロニイ」とはどういう意味ですか?
皮肉,反語。 ギリシア語エイロネイア(〈装われた無知〉の意)に由来し,ドイツ語ではイロニーIronie。 言わんとすることの反対を述べることによって言わんとすることをいっそう効果的に相手に理解させる方法。
産婆術と問答法の違いは何ですか?
さんば‐じゅつ【産婆術】
② (maieutikē の訳語) ギリシアの哲学者ソクラテスが用いた問答法。 問答を通じて、相手の知識のあいまいさや矛盾を指摘し、無知の自覚を呼び起こすことによって、正しい認識を生み出すように導く過程を産婆の仕事にたとえて名づけたもの。
ソクラテスの術とは?
ソクラテスの「訊く」方法
産婆術とは、文字通り読めば、赤ちゃんの出産を助ける助産師(産婆)の技術ということになる。 ソクラテスは、無知な者同士が語り合う中で新しい知を産みだす技術のことを産婆術と呼び、自分はそれが得意だと自認していた。 では産婆術とは、どんなものだったのだろう? 端的に言えば、「訊く」ことだった。
「アイロニー」の語源は?
アイロニーもしくはイロニー(英: irony, 独: Ironie)とは、表面的な立ち居振る舞いによって本質を隠すこと、無知の状態を演じること。 この言葉の語源は、ギリシア語のエイローネイアー εἰρωνεία「虚偽、仮面」、「よそわれた無知」である。
「皮肉な逆説」とはどういう意味ですか?
鋭く骨身にこたえるような非難。 特に遠回しで意地の悪い非難。 特に、事実や意図する主張と逆の事象を述べ、そうではないことに非難の意等を込める言辞、逆説。
皮肉のギリシア語は?
エイロネイア(→p.31) 皮肉を意味する英語のironyの語源。 ギリシア語では本来、心に思うことと反対の発言をすることを意味し、また、無知を装うことを意味した。 この態度によって、ソクラテスは相手に問答法をしかけた。
ソクラテスの助産術とは?
ソクラテス的な教育では、教師は学生が与えられた知識をそのまま鵜呑みにすることを望みません。 対話を通じて、学生が自分で考え、真理を探究するのを助けます。 この教師と学生の関係は、まさに子どもを生もうとしている母親を助ける助産師に例えて産婆術と名づけられました。
門答法とは?
問答法(もんどうほう、希: διαλεκτική, dialektike, ディアレクティケー; 英: dialectic)とは、古代ギリシアの哲学者ソクラテスが用いた、対話によって相手の矛盾・無知を自覚させつつ、より高次の認識、真理へと導いていく手法を指す。
ソクラテスとソフィストの違いは何ですか?
ソフィスト達に対し、ソクラテスは、自然哲学者が求めた真理の普遍性とソフィストが持った人間への感心を批判・総合することで、人間の生き方について問い、「ただ単に生きるのではなく、よりよく生きる」ことを目的にしました。 そして、「理性の法則(ロゴス)に従った問答法によって普遍的・客観的な真理を求めていきました。
「善く生きる」とはどういう意味ですか?
善く生きるとは、古代ギリシアの哲学者ソクラテスの言葉、「ただ生きるということではなく、善く生きることこそ最も大切にしなければならない」という言葉に基づいています。 人間にはさまざまな欲望があるが、どうすれば人として正しく美しい行動として、自分の人生を満たすことにつながるのかを考えなければならないという意味です。
アイロニーとユーモアの違いは何ですか?
アイロニー=ツッコミは追究すること、つまり掘り下げる行為。 ユーモア=ボケはずらすこと、つまり横幅を広げること。
皮肉った言い方をするのはなぜ?
皮肉を言う人は、相手に不快な思いをさせることが目的。 しかもはっきりと言うほど勇気がないため、それとない一言や態度で迫ってきます。 嫌だなと思った瞬間、同じような態度で接するとさらに状態が悪化する可能性もあるので、上手くかわすためには相手に感謝してください。
「嫌味っぽい」とはどういう意味ですか?
わざと婉曲的に、または皮肉交じりに、人が嫌がるようなことを言うこと。 本来「嫌味」は当て字であり「厭味」または「嫌み」と書くのが正しい。
「皮肉だね」とはどういう意味ですか?
「皮肉」とは、遠回しに意地悪く非難すること、期待していたものと異なる結果に終わることを意味する表現である。 直接的に非難するのではなく、遠回しに悪口を言う場合に用いられることが多い。
「皮肉なものだ」とはどういう意味ですか?
鋭く骨身にこたえるような非難。 特に遠回しで意地の悪い非難。 特に、事実や意図する主張と逆の事象を述べ、そうではないことに非難の意等を込める言辞、逆説。
ソフィストとソクラテスの違いは何ですか?
ソフィスト達に対し、ソクラテスは、自然哲学者が求めた真理の普遍性とソフィストが持った人間への感心を批判・総合することで、人間の生き方について問い、「ただ単に生きるのではなく、よりよく生きる」ことを目的にしました。 そして、「理性の法則(ロゴス)に従った問答法によって普遍的・客観的な真理を求めていきました。
ソクラテスの問答術とは?
ソクラテス式問答法は仮説の排除という否定的な作業をする方法である。 この方法においては矛盾につながる仮説が徐々に見定められ、排除されることによってより良い仮説が見つけられる。 この方法は一般的で通常受け入れられる真理、なおかつ我々の見解を定めるような真理を求める。
プラトンの問答法とは?
ソクラテスとプラトンにおいては、人間の生がかかわっている事柄についての、人間の思いを問答を通じて吟味することによって、その事柄の真と偽をことばによって明らかにしてゆく方途が問答法である。
「無知の知」とはどういう意味ですか?
哲学の父とも呼ばれるソクラテスは「無知の知」という考え方を基本としました。 文字通りの意味は「無知であることを知っていること」が重要であるということです。 要するに「自分がいかにわかっていないかを自覚せよ」ということです。 言い換えると「知らないこと」よりも「知らないことを知らないこと」の方が罪深いということです。
ソフィスト 何を教えた?
「ソフィスト」とは「知者」と言うぐらいの意味だが、その多くは、イオニアやシチリアなどのギリシア世界の周辺部からやってきて、一定の報酬を受け取る代わりに、政治の術や法廷弁論などを教えた知識人であった。